情景師・アラーキー先生のwebサイトを見て初めて知りました。
ジオラマ製作で、これを対象物の表面に塗ると盛り上がりを表現できるそうで、色々な物の質感表現に使われているそうです。
乾くと削ったり、色を塗ったりも自由にできて、ジオアラマ制作に欠かせないものだと、アラーキー先生はいいます。
モデリングペーストってそものも何?
大理石の粉末とアクリル樹脂からできた粘りの強いパテ状の白色下地剤で、主に絵画で使われていますが、下地に盛り上がりをつけることが出来るので、ジオラマでは、壁や木などの質感表現を出すことを目的に使われています。
商品横の説明書きによると、
作品の画面に重厚な凹凸がほしいとき、盛り上げ剤として使用します。また、額装彫刻、押型装飾、手工芸品等のあらゆる立体的制作、及び補修用材料として広く使用できます。
モデリングペースト商品説明より
乾燥時間は30分~12時間(完全乾燥72時間)です。
ニオイは木工用ボンドのような、そうでないような・・・。嫌いじゃないです。(個人差あり)
塗り方の違いで質感がどう変わるのか実験
筆、指先、ヘラ、爪楊枝を使ってダイソーのスチレンボードに塗ってみて、その後、サーフェイサーを吹いたときの質感を比べてみました。
1.筆塗り(上下方向)
平筆で戦車を塗るときみたいに、重力の方向に従って、上から下へ一定方向に塗りました。
ダイソーのスチレンボードの粗さがモデリングペーストで少し埋まり、筆の縦に塗ったときに出来た筋が見えます。
筆の書き出し部分に荒い跡が残るので、筋だけ出したい場合は注意が必要かな。
筆塗り(たたき)
筆で叩くように塗ってみました。
ザラザラした感じが出すぎ?でも、離れてみると丁度いいぐらい。
筆塗り(カーブ)
少しカーブを描くように重ね重ね塗ってみました。
ランダムに塗るとなんとなく自然な感じかな。
指塗り
指でムヒを塗るみたいに塗ってみました。
もっとランダムな感じが出ているような。
指塗り(薄く)
指で薄く薄く、塗り込むようにしてみました。
素材のザラザラが埋まり、一番ツルンとしています。
ヘラ塗り
ヘラがなかったので、ヤスリの柄の部分で適当に塗りたくってみました。
壁の質感ではない。でも、これはこれで何かに使えそう。
ヘラ塗り(薄く)
押し付け気味に一定方向に塗ってみました。
ヘラの面積を調整してもう少し丁寧に仕上げれば、漆喰の壁みたいに見えるかも。
爪楊枝
爪楊枝でひっかくように塗ってみました。
使い所がわからない。
綿棒(たたき)
綿棒の先で叩いてみました。
綿棒で叩いたところに丸くあとが残るので、不自然。叩き方の工夫が必要では。
結果
モデリングペーストを塗らないで、サーフェイサーを吹いただけのところが意外に良かったという結果・・・でした。
ん?!
あんたの塗装テクニックが無いだけよ
おしまい
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